夫の転勤が決まり、私は52歳で仕事を辞めて県外へ引っ越しました。転勤族の妻としてこれまで何度も転職を経験してきましたが、50代での転職活動は想像以上に大変です。
求人サイトへの登録、履歴書や職務経歴書の作成、完全在宅ワーク探し、そして失業保険の手続きまで、やることは山ほどありました。
この記事では、実際に私が体験した「50代転勤妻の転職活動」のリアルをまとめています。同じように、夫の転勤や引っ越しで仕事探しに悩んでいる方の参考になればうれしいです。
引越しが終わってすぐ、私は求人サイトへの登録を始めました。
50代の主婦が新しい仕事を見つけるのはなかなか難しいと自分でよくわかっているので、とにかく早めに動こうとおもいました。
今回登録したのは、
などの求人サイトでした。
今までは通勤できる範囲の事務職を探していましたが、今回は「完全在宅ワーク」中心に探すことにしました。
その理由は、転勤族だからです。
夫の転勤が決まるたび、私は仕事を辞めてきました。せっかく慣れた職場でもまた一からやり直しになるのがどうしても嫌だったからです。
そのため、「場所に縛られない在宅ワークであれば続けやすいのでは」と考えたのです。
ところが、求人サイト登録が想像以上に時間がかかりました。
名前・住所・電話番号まではスムーズですが、その先の希望する地域と希望職種・職歴・資格・スキル・本人確認書類のアップロードなどなど……入力項目が大量にあります。
予想よりも時間がかかって途中でやめてしまうこともたびたびありました。
転勤妻の私は、何度も転職しているので毎回困らないように履歴書と職務経歴書の控えを常に持っていますが、それでも2~3日かかります。
さらに、免許証アップロードがうまくできておらず、後日求人サイトから電話がかかってきたこともあります。
急いでログインし直し再アップロードして登録完了。
しかし、今度は大量の求人メールが届き始めます。
私が希望勤務地を「東京都全域」にしていたため、通勤が難しい求人まで大量に届いてしまいました。
転職活動で毎回困るのが、履歴書と職務経歴書です。
特に困ったのは、
この3つでした。
最終学歴の卒業年度がわからない
卒業したのは何十年も前なので、正直覚えていません。
資格取得年月も、「たしかこのくらい?」という曖昧な記憶しかなく、運転免許証や資格証明書を探し回ることになりました。
そんな時に役立ったのがChatGPTでした。
「私の誕生日は1974年の〇月△日です。私の短大卒業年度はいつですか?」と聞くと、「一般的な2年制短大であれば、1994年3月(平成6年)」です。
と答えてくれました。
職務経歴書に記入する業務内容がうまく書けない
chatGPTへ「2025年~2026年3月まで○○商事の経理事務担当 業務内容 仕訳 データチェック
以上を職務経歴書にかけるようにまとめてほしい」と頼みます。
仕事内容は自分でやってきたことをぽんぽん入力するだけ。
文章でまとめてくれたり、箇条書きに出してと頼むと出力してくれます。
もちろん細かな確認は必要ですが、ゼロから考えるよりかなりラクです。
ChatGPTを使うことで、履歴書作成の負担がかなり軽くなりました。
資格取得の年月がわからない
完全在宅ワークを探し始めて、私はある現実に気づきました。
それは、「完全在宅求人はかなり少ない」ということです。
特に多かったのは、
などの職種でした。
経理事務も募集はありますが、人気が高く、1名募集に対してかなり応募が集まるそうです。
さらに、「地方から応募可能」と書かれている求人は、業務委託が多い印象でした。
業務委託は自由な働き方ができる反面、
必要があります。
会社員やパート勤務しか経験してこなかった私には、少しハードルが高く感じました。
また、求人を見ていて気持ちが落ち込むこともありました。
「20代〜30代活躍中」
「若手育成のため30代以下募集」
そんな言葉を見るたび、「50代の私は応募しても無理なのかな」と感じてしまいます。
本当は応募してみないとわからないのに、「エントリー」ボタンを押す勇気が出ない日もありました。
3月に退職し、GW明けにハローワークへ行きました。
ところが、一番大切な離職票がまだ届いていませんでした。
前職へ問い合わせても「もう少しかかる」と言われ、不安になりながら相談へ行くことにしたのです。
受付で事情を説明すると、
「離職票がなくても仮申請できますよ」
と言われ、安心しました。
さらに私は、
「夫の転勤によるやむを得ない退職」
として扱われる可能性があるとの説明を受けました。
その場合、「正当な離職理由あり」と判断され、一般的な自己都合退職より早く失業保険が支給されます。
ただし、そのためには証明書類が必要でした。
などを集める必要があります。
ちなみに現在の自宅から前職場までは、車で約5時間。
これでは現実的に通勤できません。
書類集めは大変でしたが、制度を知っていたことで早めに動けたのは良かったと思っています。
転勤族の妻として何度も引っ越しを経験してきましたが、新しい土地での転職活動は毎回不安になります。
特に50代になると、「年齢」という壁を感じる場面も増えました。
それでも、制度を知り、情報を集めることで助かることはたくさんあります。
私自身、FP3級を学んだことで社会保障やお金について考えるようになり、以前より損を避けられるようになりました。
まだまだ勉強中ですが、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。
この記事が、同じように夫の転勤や転職活動に悩む方の参考になればうれしいです。
3月に退職して5月のGW明けにハローワークに行ってきました。
一番大事な離職票も持たずに…
退職して一か月も過ぎ、前会社に離職票を催促したのですが、まだまだかかると言われたのです。
早く申請しないと給付日が遅くなることを知っていたので、相談も兼ねていくことにしました。
受付するまでの長い行列に並んでやっと自分の番になり、「離職票がまだ届かない」ことを話すと「3月退職する人が毎年多く、県外への引越しも重なっているので余計に遅くなっているのでしょう」と説明を受けました。
「離職票なくても仮申請できますよ」と言われて安堵し、そのまま申請することに。
ハローワークを9時に入ってから2時間くらい経ってようやく呼ばれ、窓口の担当者と仮申請の受付・次回の説明会で持参する書類の確認をしました。
私は「自己都合退職だけど、夫の転勤によりやむなく退職した」という特別扱いとなるそうで、一般の自己都合退職とは違い、待期期間7日を待ってから初回の認定日から1週間後に給付されるとのこと。
簡単に言うと「自己都合退職より早めに給付金がもらえるよ」ということです。
私の今後のスケジュールは…
【正当な離職理由がある自己都合退職の場合】=給付制限なし
5/8(待機7日) ➡ 5/14(雇用保険の説明会) ➡ 6/4(初回の認定日の一週間後) ➡ 給付(口座入金)
※夫の転勤が理由で退職しないといけなくなった私は、正当な離職理由がある自己都合退職とみなされて給付制限なしとなりうれしいのですが、これを証明する以下の書類集めもけっこう大変でした。
〈正当な離職理由を申請する提出書類〉
4.は「現在の自宅から本当に通えないの?」を証明するためなんでしょうね。
ちなみに車で5時間かかります…
【一般の自己都合退職の場合のスケジュール】
※「待期期間7日+一か月の待期期間」を待ってから失業給付される
【一般の自己都合退職の場合】=給付制限あり
5/8(待機7日)➡ 6/4 (初回の認定日)➡ 7/2 (2回目の認定日の一週間後)➡ 給付
【一般の自己都合退職での提出書類】
失業保険をもらえるまでの道のりは長いですが、私の場合は、90日分の給付金をもらえるそうなので(年齢や雇用保険の年数による)8月くらいまでハローワークへ通うことになります。
雇用保険の失業保険もそうですが、さまざまな給付申請は自分からしないと国は何も手助けしてくれません。
20代の頃の私は無知で、何も世間の一般常識を知りませんでした。
そのため正社員として仕事はしていましたが夫も私も貯金はなく、無計画で結婚したので様々な壁にぶち当たった経験があります。
夫の転勤で、知らない土地を4度も引越しを経験しましたが、引越しをするたびに孤独と不安に押しつぶされそうになりながら2人の子供を育ててきました。
このままでは私自身も家庭もダメになると思い、社会保障やライフプランも学べるFP3級を取得し、なるべく損することのないように考えていたら、あらゆる情報を集めることが得意になり仕事でも生活面でも助かることが多くなりました。
まだまだ学ばないといけない事が多すぎて頭が追いついていませんが、ひとつづつ自分なりに前進していけるといいなと考えています。
これからも情報にアンテナを張り、少しでも同じように悩んだり情報を集めている人の手助けになればいいなと思っています。
さいごまで読んでいただき本当にありがとうございました。